EIP-8288で量子耐性とコスト削減を提案
ヴィタリック・ブテリンは、量子耐性とプライバシー強化を目指すEIP-8288を提案。再帰的STARKでコスト削減と高度な署名スキーム対応を実現。
ヴィタリック・ブテリンは、イーサリアムの次期I-Starアップグレードに向けて、重要な提案であるEIP-8288を発表しました。この提案は、量子耐性とプライバシー重視のトランザクションにおけるコストと計算負荷を削減するため、再帰的STARKメンプール設計を導入します。 EIP-8288では、署名や暗号証明をイーサリアムのコア実行プロセス外に移し、メンプール内で集約することで、量子安全なオペレーションに必要なガスを約1,000万から数万まで削減できる可能性があります。 この設計により、FalconやML-DSAなどの高度な署名スキームをEVMを変更せずにサポートし、プライバシー強化型アカウント抽象化も実現します。イーサリアム財団は2029年12月までに量子耐性を必須とする期限を設定しており、この提案はイーサリアムの安全性と将来性を高める重要な一歩とされています。