米財務省、イラン制裁強化で核合意に影響
米財務省がイランの金融・暗号資産ネットワークに新制裁。両替所や銀行、個人を標的とし、イランへの圧力を強化。核合意成立の可能性も低下。
米国財務省は、イランに対する圧力を強化するため、数億ドル規模の国際送金や既存制裁の回避に利用されたとされる両替所、ペーパーカンパニー、暗号資産(仮想通貨)取引所、銀行ネットワークを新たに制裁対象としました。 今回の措置には、暗号資産取引所ShelbitおよびAban Tether、さらにこれらのネットワークに関連する複数国の個人や企業への制裁が含まれています。これらはイランのエリート層を支える金融システムの撹乱、石油輸出の制限、ミサイル開発活動の抑制を目的とした広範な戦略の一環です。 これらの動きは地域の緊張を高め、市場心理に影響を与え、8月13日までに米イラン核合意が成立する可能性への信頼が大きく低下しました。また、制裁はイランの影の銀行システムにおける腐敗や管理不全への懸念を浮き彫りにし、イランの金融活動を支援する組織に対する米国の強硬姿勢を示しています。今後の外交交渉の行方が注目されています。