イーサリアム、1,000億ドルのステーキング層を量子耐性化へ
イーサリアム開発者は、量子耐性鍵と可変長クレデンシャルを可能にする新しいステーキングコントラクト案を提案。1,000億ドル超のETHを量子攻撃から守る狙い。提案はドラフト段階。
イーサリアムの研究者たちは、ネットワークのバリデーターデポジットコントラクトを全面的に見直すドラフト提案を発表しました。これは、ステーキングシステムをポスト量子暗号方式へ移行し、将来の量子コンピュータによる攻撃リスクに備えるものです。現行コントラクトは約4,240万ETH(約1,040億ドル)を保護していますが、BLS暗号鍵に限定されており、量子攻撃に脆弱です。 新提案では、可変長の鍵やクレデンシャルデータを許可し、複数の署名方式をサポート。量子耐性のある鍵の利用も可能になります。新しいコントラクトは「無効」「BLS有効」「BLS永久廃止」の3つの状態を持ち、最終的にはBLS方式による新規デポジットを禁止する設計です。 この提案はまだドラフト段階であり、レビュー待ちです。イーサリアム財団はポスト量子暗号の研究を進めており、アップグレードの複雑さやハッシュベース署名方式への注力も強調しています。現時点で量子コンピュータは存在しませんが、これらの措置は将来の安全性確保を目的としています。