DeFiのフラッシュローン攻撃、損失12億ドル超

2020~2024年のDeFiでフラッシュローン攻撃により12億1,100万ドル流出。損失の80%以上がEthereum上で発生し、ロジック脆弱性が55%を占めました。

金融犯罪学ジャーナルの研究によると、2020年2月から2024年7月までに分散型金融(DeFi)で発生したフラッシュローン攻撃は72件、損失総額は12億1,100万ドルに達しました。これらは同期間のDeFi全体の損失(65億6,800万ドル)の18.44%を占め、80%以上がEthereumブロックチェーン上で発生しています。 Tim Hall氏とRemo Stieger氏の研究では、プロトコルロジックの脆弱性を突いた攻撃が2024年にはフラッシュローン損失の主因となり、全体の28%から55%に増加したことが明らかになりました。主な攻撃手法は価格オラクル操作、donate関数ロジックの悪用、リエントランシー攻撃、ガバナンスの重大なエクスプロイトの4つで、全損害の81%以上を占めています。 研究は、フラッシュローン攻撃の高度化と予測困難性、そしてプラットフォーム防御の進化に応じた攻撃者の戦術の変化を強調しています。被害額が1,000万ドルを超える事件も多く、最大で1億9,700万ドルに上るケースもありました。