2025年第3四半期、暗号VC資金調達が46.5億ドルに急増
2025年第3四半期の暗号VC資金調達は46~46.5億ドルに急増し、前四半期比290%増。7件の大型案件が全体の半分を占め、資金の多くが既存企業に集中。米国が資金・案件数で首位。
2025年第3四半期、暗号資産ベンチャーキャピタル(VC)資金調達は急回復し、約46億~46.5億ドルに達しました。これは2022年末のFTX崩壊以降で2番目に高い水準です。この急増は前四半期比で290%増となり、Revolut(10億ドル)、Kraken(5億ドル)を含む7件の大型案件が全体の約半分を占めました。案件数は410件超で安定していましたが、資金の多くは既存企業に流れ、2024年設立のスタートアップが最多の案件数を獲得しました。投資の焦点はステーブルコイン、AI、ブロックチェーンインフラ、トレーディング技術へと移行し、市場の成熟化と実用性重視の傾向がうかがえます。プレシード段階の活動は減少し、投資家は後期段階や流動性の高いプロダクトを選好しました。米国が資金調達額(47%)と案件数(40%)で首位、次いで英国とシンガポールが続きました。回復傾向にあるものの、資金調達水準は2021~2022年の強気相場のピークには及ばず、新たな暗号資産特化型VCファンドの資金集めも依然として課題です。大型の後期ラウンドが勢いを牽引しつつ、初期段階のイノベーションも継続しており、市場には慎重な楽観ムードが広がっています。