Tangemウォレット(2枚・3枚セット)の購入前に知っておくべきこと

Tangemウォレットは、数千もの暗号資産を売買·保管·スワップすることができる、カード型のハードウェアウォレットです。Tangemウォレットはコールドウォレットのため、ユーザーの秘密鍵を安全に保管しオフラインで取引に署名します。このため、ハッカーが秘密鍵にアクセスして暗号資産を盗むことは不可能です。

 

Tangemはセルフカストディの暗号資産ウォレットです。セルフカストディとは、自分自身で資産の管理·保管を行うことを指します。Tangemウォレットに保管された秘密鍵は、Tangemチームを含め誰もアクセスできません。

 

Tangemウォレットの特徴は、シンプルな設定手順·耐久性·業界最高レベルのセキュリティです。では、Tangemウォレットを購入する前に知っておくべきことは他にあるのでしょうか?

 

Tangemウォレットのスマホアプリとは

Tangemウォレットのスマートフォンアプリは、NFC(近距離無線通信)を介してTangemカードやウェアラブルデバイスと連携させることができます。アプリはディスプレイとして機能し、暗号資産を売買·保管·交換したり、dApps(分散型アプリ)やDeFi(分散型金融)などに接続したりできます。

 

Tangemアプリはオープンソースでバックドア(不正侵入するための入口)は存在しません。是非、GitHubでご確認ください。

 

Tangemアプリのダウンロード方法は、以下の通りです。

 

1. App StoreまたはGoogle Playストアにアクセス

2. "Tangem "を検索

3. Tangemアプリを選択

4. アプリをダウンロードする

5. Tangemアプリを開く

6. 画面の指示通りに進める

 

初めてTangemアプリを使うときには、スマートフォンでTangemカードをスキャンする必要があります。Tangemカードをまだ持っていない場合は、アプリから注文できます。

 

:相応のスキルを持つ人であれば誰でも、緊急時にはTangemアプリを一から構築することが可能です。Tangemはユーザーの個人情報を収集したり、ブロックチェーン取引のためのサーバーを稼働させたりはしていません。

 

Tagemウォレットの2枚·3枚セットとは

Tangemウォレットは基本的に「シードレスウォレット」であり、シードフレーズを必要としません。その代わりに、ユーザーはTangemカードを使って複数のデバイスで秘密鍵を保護することができます。Tangemカードは2枚または3枚セットで提供され、各カードは秘密鍵のバックアップとして機能します。

 

例えば、Tangemカード2枚セットは、秘密鍵のコピーを2つ持つことを意味します。3枚セットの場合は、コピーを3つ持つことを意味します。各カードは、家のドアの鍵のように考えると良いかもしれません。鍵が多ければ多いほど、紛失リスクを低くすることができます。

 

Tangemカード3枚セットを選ぶと、2枚セットに比べ、ウォレットへのアクセスを回復できる可能性が高まります。カード1枚が紛失または盗難に遭っても、残りのカードでTangemウォレットにアクセス可能です。

 

例えば、Tangemカード1枚を紛失し、アプリのパスワードも忘れてしまった場合、ウォレットに再度アクセスするには3枚目のカードが必要になります。したがって、セキュリティ強化のために3枚セットを選択することをお勧めします。

 

Tangemウォレットはどこでも購入可能

Tangemウォレットは、公式ウェブサイト(tangem.com/jp)や、販売代理店、パートナー企業から購入することをお勧めします。しかし、Tangemのエンド·ツー·エンド認証により、どこからでも誰からでも安全に購入できます。極端に言えば、フリマアプリや路上で購入したとしても、安全なTangemウォレットかどうかを確認可能です。

 

重要なステップTangem公式アプリがインストールされていることを確認してください。Tangemカードをスマートフォンでスキャンすると、ウォレット作成に移行するはずです。作成できない場合は、Tangemカードを工場出荷時の設定にリセットしてください。

 

ウォレット作成前は、Tangemカードには秘密鍵は保管されていません。ウォレットの作成時に、Tangemカードのチップ内に秘密鍵が生成されます。

 

新型Tangemウォレットはシードフレーズ利用も可能

新型のTangemウォレットは、新しいデザインに加えて、すべての暗号資産ユーザーにとって使いやすい機能が備わっています。

 

新型Tangemウォレットでは、12あるいは24単語のシードフレーズを使用してウォレットを作成できます。また、12·16·18·24単語のシードフレーズとパスフレーズで作成された、他社の暗号資産ウォレットをインポートすることも可能です。

例えば、他のハードウェアウォレットやホットウォレットから、Tangemウォレットに暗号資産を安全に移動させることができます。

 

Tangemは、30以上のブロックチェーンネットワークと数千種類の暗号資産に対応しています。暗号資産ウォレットをTangemにインポートすると、対応している暗号資産のみがTangemアプリ上に表示されます。

 

Web3プロジェクトとコラボしたTangemウォレット

SNSなどで、特別なデザインのTangemカードを見かけたことがあるかもしれません。それらは偽物ではありませんので、安心してください。Tangemでは、有望なWeb3プロジェクトと提携して共同ブランドのウォレットを製造しています。

 

例えば「Shiba x Tangemウォレット」や、Kaspa·TRON·BAD idea AI·Trilliantの特別デザインのTangemウォレットも製造·販売しています。

上記のリンクをクリックすると、それらの商品を購入することができます。

 

共同ブランドのTangemウォレットは、安全なチップ技術·PINプロテクション·偽造防止対策·スマートバックアップシステムなど、Tangemの高度なセキュリティ機能を採用しています。また「SHIB X Tangem」を除く全ての共同ブランドウォレットには、オプションでシードフレーズ機能が付いています。

 

Tangemウォレットとコラボすることで、Web3プロジェクトはブランドアイデンティティをアピールできることに加え、ユーザーのセキュリティを向上させ、コミュニティ内で信頼を築くことができます。

 

 

Tangemウォレットの特徴

セキュリティの特徴

·CC EAL6+の認証を受けたTangemチップはサムスン電子との共同設計。業界最高水準のセキュリティを誇る

·パスワードと生体認証による保護

·偽造品からの保護: Tangemアプリがカードとファームウェアの真正性を検証

·GitHub上のオープンソース·アプリコード

·2社の独立したファームウェア監査実施済み

·ブロックチェーン取引のデータ収集やサーバーは存在しない

 

耐久性と互換性

·NFCアンテナ

·カードは充電不要

·25年以上保証

·埃、水、極端な温度(-25°50°C)に対するIP68耐性

·X線、電磁パルス、静電気放電に強い

·iOSAndroidHarmony OSに対応

 

よくある質問

Tangemがユーザーの秘密鍵を知らないという保証はありますか?

ユーザーがTangemカードを受け取った時点では、秘密鍵は生成されていません。秘密鍵は、ウォレット作成時に初めて生成されます。Tangemは、Kudelski SecurityRiscure2つのセキュリティ会社によりファームウェア監査を実施済みです。その際に、Tangemウォレットにはバックドア(不正侵入するための入口)がないことが確認されています。

 

秘密鍵はどうすれば見られますか?

Tangemカードには、EAL6+ CC認証チップが搭載されており、ウォレット作成時に真性乱数生成器(TRNG)を使用して秘密鍵を生成します。乱数のエントロピーはチップの物理センサから取得されます。したがって、秘密鍵がTangemカード内のチップから漏れることはなく、ユーザー自身を含め誰にもアクセスできません。

 

Tangemカードを紛失した場合はどうなりますか?

Tangemカードは、2枚または3枚セットになっています。最初にウォレットを設定する際、秘密鍵は複数のカードにバックアップすることができます。複数のカードがあればカードを1枚紛失しても、ウォレットにアクセスすることができます。

 

 

バックアップカードをすべて紛失した場合、どのようにすればアクセスを回復できますか?

すべてのバックアップカードを紛失した場合、Tangemウォレットへのアクセスは不可能です。ユーザーのTangemカードだけがウォレットにアクセスでき、バックアップカードは秘密鍵のコピーとなります。カードは別々の場所に保管することが重要です。もし、Tangemカードを1枚紛失したり盗まれたりした場合は、新しいカードを購入し、そこに暗号資産を移すことが可能です。

 

Tangemカードが盗まれた場合、第三者がウォレットにアクセスできますか?

Tangemウォレットにアクセスするには、カードとTangemアプリのパスワードが必要です。パスワードにより、第三者のアクセスを防ぐことができます。パスワードは、1つのTangemウォレットに23枚のカードがリンクされている場合のみ有効です。

 

アプリのパスワードで暗号資産を保護するために、ウォレットに入金する前にバックアップを取ってください。

 

また、Tangemアプリのパスワードはブルートフォースアタック(総当たり攻撃)からも保護されます。パスワード入力に6回失敗すると、次の試行まで遅延が1秒ずつ増加し、最大45秒になります。この遅延は、パスワードの入力に成功した場合にのみリセットされます。

 

スマホを紛失または破損した場合、ウォレットにアクセスできなくなりますか?

いいえ。スマートフォンを紛失または破損しても、Tangemウォレットへアクセスができなくなることはありません。スマートフォンは単なるディスプレイです。ユーザーの暗号資産はTangemカードに保存されており、カードが秘密鍵の保管と取引署名を行います。スマートフォンを紛失または破損した場合は、新しいスマートフォンでTangemアプリをダウンロードし、カードをスキャンすればいいだけです。

 

なぜTangemはコールドウォレットといえるのですか?

そもそもコールドウォレットとは、秘密鍵を保管し、取引をオフラインで署名するウォレットのことを指します。Tangemカードはウォレット作成時に秘密鍵を生成し、カード内に保管します。またTangemカードは、インターネットに接続されていません。これらの点から、Tangemはコールドウォレットといえます。

 

Tangemは特定ユーザーのウォレットへのアクセスをブロックできますか?

いいえ、Tangemはユーザーの取引をサーバーで処理しませんので、ブロックもできません。ユーザーのTangemアプリが、直接ブロックチェーンと通信します。私たちは、暗号資産を安全に管理するためのシンプルなソリューションを提供することに重点を置き、「最小限の介入」という哲学を貫いています。Tangemウォレットのプロトコルは、カード <-> アプリケーション <-> ブロックチェーンです。

 

Tangemではユーザー登録や認証を行っておらず、ウォレットへのアクセスを特定·管理することはできません。Tangemが知り得ることは、VPNで変更可能なユーザーのIPアドレスのみです。GitHub上のオープンソースのTangemアプリでは、スキルさえあれば誰でもアプリをコンパイルすることが可能です。